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下水道事業の課題について

下水道課 : 2013/03/18

Q.いつになれば下水道が使えるの?

A.平成27年度以降の供用開始を目標にしています。
 処理場の建設には、設計から完成までに最短でも3年ほどかかります。

Q.どうして終末処理場の建設が反対されるの?

A.「迷惑施設だ」「臭いがする」「地震等で壊れたら、汚水だらけになる」「町内中の汚水を集めてくる」「土地の価格が下がる」「し尿等の処理水を水道 水源や農業用水には使いたくない」「風評被害がある」などの理由で反対されています。

Q.反対に対する町の対応は?

A.(1)処理方式を変更します。
 処理方式をオキシデーションディッチ法(OD法)から最新の処理技術である膜分離活性汚泥法に変更し、処理水質の向上や施設のコンパクト化を図ります。
処理水質の比較
(2)地震・水害・臭気対策にも万全を期します。
 地震対策としては、地震等の災害時においても、最低限の処理場機能が維持できるように計画します。また、男井間池と女井間池の耐震診断を平成24年度から実施します。 水害対策としては、自家発電で稼動する雨水排水ポンプを施設用地内に設置するなど、浸水対策を講じます。 臭気対策としては、機密性の優れたシャッターやドア、エアカーテン、脱臭機の設置を検討し、臭いが外側に出ないようにします。

(3) 防災拠点等の多目的な活用を検討しています。
 処理場用地は、処理施設だけに使用するのではなく、防災拠点や避難所、備蓄基地としても活用する予定です。

(4) 修景対策にも十分に配慮します。
 処理施設がコンパクトになったことにより、修景対策にも十分に配慮することができます。施設の周りや空いたスペースには植栽を行うほか、町民の憩いの場として活用できるよう計画しています。

Q.高松市の下水道へ接続すべきとの意見があるがどうか?

A.高松市への接続はできません。
 高松市の見解は、「高松市内にも未整備地区が多く残っており、高松市外の三木町を先に接続することは困難である」であり、高松市への接続はできません。

Q.処理場建設を急ぐ理由は?

A.公共ますを設置している多くの方が、公共下水道への接続を待っているためです。
 約1,800世帯の方が、既に公共ますを設置しており、下水道への接続を待っています。下水処理場ができなければ、国や県の補助金の返還という問題も出てきます。また、下水道区域内で新築や建替えをする場合、合併処理浄化槽の設置に対して国や県の補助金が出ないことから、町が全額を負担して、補助金を交付しています。

Q.どれくらいの人が下水道を使えるようになるの?

A.下水道の将来的な処理人口は、1万4,000人(町全人口の約50%)ほどを想定しています。

Q.なぜ、農業集落排水事業(三木東地区)を公共下水道に接続するの?

A.接続した方が、経済的にも時間的にも有利なためです。
 当初の計画では、農業集落排水事業のそれぞれの地区で処理場を建設する計画でしたが、公共下水道の処理場の建設場所を高松市境から現在の位置に変更したことに伴い、処理人口フレームや処理区域の見直しを行った結果、公共下水道に2地区の農業集落排水事業を接続した方が、経済的にも時間的にも有利という試算結果でした。よって、処理場については、農業集落排水事業(井上南部地区、三木東地区)では建設せず、公共下水道の三木浄化センター(仮称)1か所に集約し、処理能力を当初計画水量(日量8,800トン)に抑えて建設します。

Q.今回の整備対象区域以外の区域は、どうなるの?

A.住民の皆さんの意見や経済性などを総合的に考慮して、どのような手法で整備するかを決定することになります。
 現在、供用開始をしている農業集落排水事業(井上北部地区)、事業継続中である公共下水道事業及び農業集落排水事業(井上南部地区・三木東地区)以外の区域については、改めて生活排水処理の方法を選択する予定です。
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