処理水について
下水道課 : 2013/03/18
Q.処理水の放流先は?
A.処理場直近の二級河川新川に放流します。Q.ほとんどの終末処理場は、海に処理水を放流するのでは?
A.全国の終末処理場のうち、約90%の終末処理場は内陸部で建設されており、処理水を河川に放流しています。また、全体の約20%の終末処理場の下流には、上水道の取水口があります。
Q.処理水の水質は?
A.膜分離活性汚泥法を採用した終末処理場の処理水の水質は、現在の新川よりもはるかにきれいなものです。膜分離活性汚泥法を採用した場合、処理水から浮遊物質(SS)はほとんど検出されないため、透明度が高いことが特徴です。また、大腸菌群も検出されないため、処理水の一部は、処理場施設内の散水や修景用水として再利用する予定です。
Q.今の新川は、どのくらい汚れているの?
A.環境省が平成22年度に行った調査では、全国2,651河川のうち、最も汚れている河川から数えて48番目という調査結果が出ています。また、環境省が定める「生活環境の保全に関する環境基準」における基準値(BOD値)についても、近年では達成できていません。
Q.川を汚しているのは、会社や工場からの排水ではないの?
A.汚れの約半分は、家庭からの生活排水です。工場などからの排水は、法律や条例などで厳しく規制されてきたため、川や海を汚している一番の原因は、台所や風呂、トイレなど一般家庭から出た生活排水であり、汚れの約半分は、家庭からの生活排水です。 また、生活排水でトイレが占める割合は全体の約30%であり、残りの70%は生活雑排水(台所・風呂・洗濯等)です。
Q.新川が汚れた原因は?
A.人口の増加や生活様式の変化により水需要が増加し、台所や風呂、洗濯などから出る生活排水が水辺環境を悪化させる原因となりました。自然の浄化能力には限界があるため、私たちが汚した水は、私たちの手できれいにして川に返さなければなりません。


